横浜消防出初式2013「特殊災害対応訓練」

横浜市消防局、特殊災害の特化部隊による、特殊災害対応訓練をご覧いただきます。
特殊災害の中でもＮＢＣ(エヌビーシー)災害とは、核物質のNuclear(ニュウクリアー)、生物剤のBiological(バイオロジカル)、化学物質のChemical(ケミカル)による非常に特殊な災害のことをいい、それぞれの頭文字をあわせ、ＮＢＣ災害と呼ばれています。
記憶に新しい災害として、核物質災害では、東日本大震災での福島第一原子力発電所の災害が挙げられ、また、化学物質災害では、松本サリン事件、東京地下鉄サリン事件、横浜駅異臭事件などが挙げられます。　
私達のすぐ身近な所で、毒劇物などの化学物質は、さまざまな工業製品の原料として使われており、輸送中のトラックや工場、研究所から漏れ出す可能性も否定できません。こうしたＮＢＣ災害から皆様の安全を守るのも消防の任務であり、横浜市消防局では、毒劇物、放射線等の特殊災害活動を専門とした特殊災害対応部隊を編成し、ＮＢＣ災害に立ち向かっています。
これから、ご覧いただく訓練は、「横浜市内で発生した大規模地震により、湾岸地区の化学工場から有毒ガスが漏れ出し、関係者が多数逃げ遅れてしまい、工場からは火災が発生した」という災害を想定して行います。