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関内ホールが制作協力したダンス公演『ライトな兄弟』において 作・演出・振付のダンスユニット・ニヴァンテの藤田善宏氏が 文化庁芸術祭新人賞を受賞!

投稿者: 関内ホール

関内ホールのコンテンポラリーダンスシリーズ「DANCE in LIFE Yokohama Vol.6」として、2017年10月21、22日に開催、芸術祭に出展したニヴァンテ『ライトな兄弟』が高く評価され、出演、演出、振付などトータルで作品を創作した藤田善宏氏が、今年度(第72回)芸術祭・舞踊部門の新人賞を受賞しました。

本作品はコンテンポラリーダンスとタップダンスを核に、男ばかりの異ジャンルパフォーマーたちが繰り広げる、ライト兄弟に憧れた架空の兄と弟の奇想天外な物語。  
受賞理由は、次の通り。
「子供から大人まで歓声の絶えない、オリジナリティあふれる舞台。歴史に残らぬ"ライトな兄弟"をモチーフに、ダンサーら8人がカラーブロックやソロバンなど、身近な道具を活用して踊り、観客の想像力をかきたてる。藤田善宏は振付家・ダンサー・デザイナーとして創作を主導。アイディアの柔軟さと多彩さに将来性を感じさせた。」  

同公演を鑑賞した関内ホールアンバサダー(60代女性)からは、本作品に対して次のような感想を寄せていただきました。

「目と耳が、まるで釘付けされたように舞台から離れない。体の内臓までがリズムに揺さぶられる。小さな子供から大人まで、皆が楽しそうに笑い、あちこちから自然と拍手が沸き起こる。
こんな舞台を私はかつて見たことがありません。 その舞台の幕開けは、想像も付かない場面でした。
大きな遺影と響き渡る木魚の音。次々と焼香をして泣き崩れる人々。
何やらとてつもない物語が始まりそうな不安と、そして妙な期待感。
父親が遺産として残した飛行機の設計図を見て飛行機作りに挑むライトな兄弟というオリジナルなストーリーが徐々に観客に伝ってきます。
そこに、素晴らしくテンポの良いダンスとリズム感良いパフォーマンスが上手く絡んで、見ている人たちを魅了していきます。
(中略)
観たあともずっと、その心地よいリズムが耳と体に残っていました。ほのぼのとしたストーリーのエンドロールが瞼の裏に浮かびました。 また彼らの作品を観る機会があったら嬉しいです。」

<藤田善宏プロフィール
福井県出身。振付家/ダンサー/デザイナー。 プロデュースユニットCAT-A- TAC(キャットアタック)主宰・ダンスカンパニー「コンドルズ」メインダンサー。
柔軟な発想と道具を使ったアイデアを得意とし、ひらめきの面白さを大切にする振付家。中世的な雰囲気をかもしつつ雄々しく舞う、強烈に人の心を掴む不思議な魅力を持つダンサー。
「福井しあわせ元気国体・大会ダンス」、フジTV「かくし芸大会」、その他、CMやミュージックビデオ、舞台作品など振付多数。群馬大学非常勤講師。愛猫家。

<ニヴァンテとは>
コンテンポラリーダンサー藤田善宏と、タップダンサー村田正樹が組んだ、新感覚ダンスパフォーマンスユニット。
独特の雰囲気を持つ二人の掛け合いが、まるで子供の空想世界を体現したかのようなフンワリとした世界感を生み出す。
軽快な音楽のような心地よいタップ音が鳴り響き、舞台が始まるとそこはもう非日常ワールド全開!

<関内ホール・コンテンポラリーダンスシリーズ「DANCE in LIFE Yokohama」とは>
「暮らしの中にアートを、人生にダンスを」をテーマに、2010年からスタート。
シリーズでは2012年に実施した「能美健志&ダンステアトロ21」(「LISSAJOUS」)が「第30回江口隆哉賞及び江口隆哉賞に係る文部科学大臣賞」を受賞。
今回の芸術祭新人賞受賞は、シリーズ2度目の栄えある受賞となります。
親しみやすく、かつ芸術性の高いダンス作品を紹介する横浜発のコンテンポラリーダン ス事業として、今後も質の高い魅力ある公演実施に取り組んでいく予定です。

【撮影:三浦秀雄】